アドバイザー

Advisors

依田 真美Mami Yoda

  • 相模女子大学大学院社会起業研究科/学芸学部 教授
略歴と主要分野

 金融、地域活性化、観光、ソーシャルイノベーション
 外資系金融機関で日本の産業・企業分析を担当後、スタンダード&プアーズにて事業会社・公的部門格付部部長、証券化本部長などを歴任、日本・韓国・中国の事業会社や自治体、公的機関やプロジェクトの分析に携わる。2009年にかねてから関心のあった地域活性化に取り組むため、北海道大学の博士後期課程にて観光学を学ぶ。2017年に相模女子大学学芸学部に着任。大学院社会起業研究科の立ち上げに関わり、2020年度より同科も兼務。株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループ取締役(社外)。MITスローン経営大学院、北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院卒業。修士(経営学)、博士(観光学)。

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メッセージ

 持続可能な社会は、必要な技術が開発されるだけでは実現できません。その社会実装には、技術が地域に届けられること、地域で暮らす人々が技術を受け入れ使えるようになること、日々の暮らしの「当たり前」を疑い、新しいライフスタイルへシフトし続けていくことが必要です。その過程では「希望」が見える一方で、これまで目を背けていた現実に向き合うことや、築いてきたものを手放すことが必要になることもあります。決して簡単ではないその道のりを歩むためには、研究者や技術者、行政、企業、市民などの多様なステークホルダーが関わり合いながら、学びや対話、実践の場を創造していくことが欠かせません。これまで培ってきた金融や組織・地域開発の知見を生かして、皆様と一緒に持続可能な社会の実現に向けて貢献できればと願っています。

主な業績

著書
『ローカル・キャリア白書 2020:未来の働き方はここにある』(共著) 一般社団法人 地域・人材共創機構 2020年
『ローカル・キャリア白書:未来の働き方はここにある』(共著) 一般社団法人 地域・人材共創機構 2019年
『観光の事典』(担当:ボランティア・ツーリズム)朝倉書店 2019年

 

学術論文
「ソーシャル・イノベーションとしての都市近郊小規模農家のビジネスモデルについての考察:米国オレゴン州ポートランド市近郊農家を事例として」『相模女子大学文化研究』第38号 2020年
「ソーシャル・イノベーションの現状と課題:欧州SI-DRIVE Global Mapping調査と日本の研究対象事例の比較から」『相模女子大学文化研究』第37号 2019年
「ボランティア・ツーリスト団体がイベント開催地域との協働で果たす役割の時系列変化に関する研究」 『都市計画論文集』52(3)、日本都市計画学会 2017年
「短期ボランティアツーリズムの地域課題への積極的参加手段としての可能性:東日本大震災支援ツアーを事例として」『季刊 家計経済研究』第99号、家計経済研究所 2013年

 

その他
「いろどりに満ちた社会をつくる経営学を目指して」『社会起業研究』第1巻、2021年
「格付け機関の目 悪化する自治体の信用力」『エコノミスト』80(53)毎日新聞社 2002年